■ 施設の紹介

“白内障”ってどんな病気でしょうか。

目の中にはものを見るためのいろいろな仕掛けがあります。外の景色がちゃんと見えるようにピント合わせをしているのが水晶体というものです。 水晶体は1cmくらいの円盤のような形をしたもので、もとは水晶のように透き通っています。ところが、年を取るとそれがだんだんに曇ってきます。それが白内障です。 人によって白髪の出易い人と出にくい人といるように、水晶体もどんどん曇る人と、それほど曇らない人とあります。 また、左右の目でもその濁り具合に差が出てきます。
・TEXT
・TEXT
・TEXT
治療法はありますか?
水晶体が曇るのを遅くするという程度のお薬はありますが、出た曇りをすっかり取るというようなお薬は残念ながら今のところありません。 かすみがひどくなってきて、日常生活が不便になってきたら、手術をしてすっきりしましょう。手術をすると、すっかり曇りをきれいにする事ができます。
手術の時期は?
以前は、だいぶ視力が下がってきてから手術となるケースが多かったようです。最近は手術成績が安定してきた事や、患者様の負担が少ない手術になってきている事から、単純に視力の低下だけで手術の適応を決めているわけではありません。 その人の生活様式や、これからどのように生活していくかという患者様のお考えをあわせて適応を考えていきます。 たとえば、視力が0.4でも、手術をしないで様子を見ていく方から、視力が1.0でも手術をして、精度よく見える事で、仕事や趣味をさらに充実させていらっしゃる患者様も多くいらっしゃいます。 当医院では、患者様一人一人の生活のスタイルを考慮しながら手術の適応を考えていきます。